【2026年 トレカ市場動向】リユース業界注目のカードゲーム売上と店舗経営戦略

2026年トレカ市場の動向データをタブレットで分析し、ショーケースの在庫を確認するショップ経営者の様子

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リユース業界全体の成長が続く中、特に爆発的な市場規模拡大を見せているのがトレーディングカード(トレカ)部門です。「現在のカードゲーム売上の推移はどうなっているのか?」「今から参入して利益を出せるのか?」と疑問を持つ経営者や新規開業検討者に向けて、今回は株式会社ネクスト・ワン様より提供いただいた最新の市場データ(2025年11月~2026年1月)を基に、年末年始の振り返りと、安定した店舗経営のための戦略的ポイントを解説します。

データからは、「中古市場(シングルカード)の堅調な成長」と、「買取(仕入れ)におけるお客様の行動変化」が見えてきました。これからの店舗運営に役立つヒントとしてぜひご活用ください。

【2026年版:リユース市況について】

リユース業界全体の動向については、以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。
【2026年最新】リユース市場の現状と将来性

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リユース業界からみたトレカビジネスの優位性


直近のデータを見る前に、他のリユース商材(アパレルやブランド品など)と比較した際のトレカビジネスの構造的なメリットを整理しておきましょう。

・高い在庫回転率と省スペース

アパレル等に比べ圧倒的に省スペースで高単価です。コレクター要素や対戦需要が強いため、リピート率が非常に高いのが特徴です。

・査定の「属人化」をシステムで大きく解消できる

トレカは微細な傷などの状態判定が非常に厳しく、同じカードでもレアリティ違いが存在するなど、本来は熟練スタッフの知識や経験に依存しやすい(属人化しやすい)商材です。
だからこそ、最新の相場データと連動したシステムを導入し、「誰でもスピーディに適正価格を提示できる仕組み」を構築できた際の経営インパクト(利益率の改善)が非常に大きいジャンルと言えます。

カードゲーム売上を安定させるには、この利点を最大限に活かした仕組みづくりが不可欠です。

玩具市場を牽引するトレーディングカードの圧倒的な成長率


リユース業界におけるトレカの優位性は、大元である玩具市場全体の動きからも強力に裏付けられています。近年、少子高齢化の影響で多くの玩具カテゴリーが横ばい、あるいは微減傾向にある中で、トレーディングカード部門だけが異例の急成長を遂げています。

日本玩具協会の最新統計データに見る「3,300億円」超市場の特異性

一般社団法人日本玩具協会が発表した最新データ(2025年度発表・2026年最新)によると、国内の玩具市場規模は1兆1,664億円と過去最高を更新しました。

中でも最大の牽引役となっているのが、市場規模が3,384億円に達した「カードゲーム・トレーディングカード」部門であり、実に国内玩具市場全体の29.0%(およそ3割)を占めるまでに急成長しています。


出典:一般社団法人 日本玩具協会「2025年度 玩具市場規模調査結果」

この圧倒的な一次市場(新品販売)の活況が、そのままリユースという二次市場(中古シングルカード売買)の拡大を強力に後押ししているのです。

なぜ今「トレカ」なのか?爆発的な人気の背景と消費者心理

これほどまでに市場が膨らんでいる背景には、従来の「子供の遊び」という枠組みを大きく超えた消費行動の変化があります。かつて遊んでいた世代が大人になり、購買力を持って戻ってきたことに加え、SNSによる希少性の拡散が所有欲を強力に刺激しています。

コレクター・競技プレイヤー・投資家層が作り出す多層的なマーケット

異なる目的を持つ多様なユーザーが入り混じることで、供給と需要が絶えず回転し、他ジャンルに類を見ない非常に高い市場流動性を維持しています。

投資・資産形成層:希少カードを一種の「オルタナティブ資産」と捉え、相場動向を見据えて取引を行う。

プレイヤー層:純粋にゲームの対戦を楽しむために、実用的なカードを買い揃える。

コレクター層:特定のカードやイラスト、キャラクターを愛で、所有することを目的とする。

データで振り返る年末年始商戦(2025年11月~2026年1月)


トレーディングカード市場の成長を表す右肩上がりのグラフのイラスト

まずは直近3ヶ月の市場動向を整理します。

2025年11月から2026年1月の推移は、業態によって「好調の質」に違いが見られました。
専門店・直営店のデータを見ると、販売合計121%・買取156%(1月度)と、販売・仕入れ共に非常に高い水準で推移しており、市場全体を力強く牽引しています。

一方で、書籍やゲームなどを扱う複合店(インショップ)に目を向けると、販売は堅調ながら「仕入れ(買取)」において専門店とは異なる興味深い変化が起きています。

今回は、より戦略的な対応が求められる複合店のデータを中心に、市場の実態を掘り下げていきます。

複合店(インショップ)平均データ

2025年12月度前年比前々年比
新品販売85%93%
中古販売136%144%
販売合計99%108%
買取93%146%
2026年1月度前年比前々年比
新品販売87%123%
中古販売119%154%
販売合計102%138%
買取72%180%
引用元:全国カードボックス店舗の内・複合店舗の平均データ

商戦の流れ:11月の「前倒し」から12月の「中古シフト」へ

今回の年末商戦は、例年より1ヶ月早い11月から始まりました。ポケモンカードの大型商品が11月に前倒しで発売されたことで、11月の市場は前年比130%と大きく活性化しました。

その反動を受けた12月は、新品販売こそ前年比85%と落ち着きましたが、その分を中古販売(前年比136%)がカバーする形となりました。

目玉となる新品商品がない月であっても、店頭での中古シングルカード売買(買取・販売)を強化することで、店舗の自助努力によって売上を安定して作れる体質へと市場構造がシフトしていることが読み取れます。

1月の実績:2026年も好調な滑り出し

販売合計:前年比102%

中古販売:前年比119%

新品販売は前年比87%となりましたが、これは前年にあった大型タイトルの再販(再受注)が今年は無かったことによる一時的な反動です。一方で、中古販売(シングルカード)は引き続き非常に好調であり、お客様の購買意欲は年間を通じて高い水準を維持しています。

2026年の焦点は「仕入れ(買取)」の精度


売れ筋のトレーディングカードを示す抽象的なイメージイラスト(棒グラフとチェックマーク)

販売面が好調に推移する一方で、店舗運営における新たな課題として「買取(仕入れ)」の変化がデータに表れています。

お客様による「売り先」の選別

1月の買取実績を見ると、業態によって非常に対極な傾向が出ています。

複合店(インショップ):前年比72%

専門店・直営店:前年比156%

複合店での買取が前年比72%と大きく落ち込んでいる一方で、専門店では大幅に伸長しています。
この数字の違いは、お客様が「どこにカードを売るか」をよりシビアに選び始めていることを示唆しています。

専門的な査定ができる店舗や、買取手続きが非常にスピーディーでスムーズな店舗へ、持ち込みが集中している可能性が高いのです。

これは、従来の「買い物ついでに売る」という受動的なスタイルだけでは、良質な中古在庫が集まりにくい時代になったことを示しています。

しかし見方を変えれば、「必要な商品を、必要なタイミングで集める工夫」さえ徹底すれば、インショップ型の店舗であっても改善の余地は十分にあります。

高精度な在庫の可視化とスピード査定を両立させ、インショップ型店舗における買取機会損失を防ぐ柔軟な運用環境を『MOOV』が提供します。適切な在庫管理と買取オペレーションの実現に向けて、最適な仕組みを整えましょう。


主要タイトルの動向と在庫戦略


安定した経営のためには、タイトルごとの最新トレンドを的確に把握し、メリハリのある在庫・買取コントロールを行うことが重要です。

ポケモンカードゲーム:在庫適正化で相場安定、今は買取の好機

価格が乱高下しにくい相場安定期の今こそ、店舗での買取を強化する好機です。「売上上位で在庫が不足しているカード」をピンポイントで買取リスト等に告知し、確実な中古在庫を確保しましょう。

遊戯王OCG:トレンド底打ち、復調の兆しあり

限定商品や新規パックの動きも堅調に好調が予想されるため、中古需要の回復タイミングに備えて、買取相場情報の整備など受入の準備を進めておく必要があります

ワンピースカードゲーム:在庫枯渇感あり、回転率重視で回す

中古シングル市場は年末から非常に活発で、店頭・EC問わず慢性的な在庫不足感があります。非常に高回転な商材であるため、積極的な買取と、店頭へのスピーディーな「商品化(品出し)」がそのまま店舗の売上に直結します。

マジック:ザ・ギャザリング:新規ユーザー定着で売上貢献度アップ

世間を騒がせた「ファイナルファンタジー」との大型コラボレーション(2025年6月発売、同年12月ホリデー追加発売)以降、ライト層や復帰した大人世代が安定してユーザー層として定着しています。商品単価が高く、売上貢献度が高いジャンルです。大会やイベントを定期的に開催し、店舗を「コミュニティ(体験の場)」に育てることで、中古買取・販売双方の継続した来店動機に繋げます。

※本記事の市場動向および対策は提供データを基にした予測であり、将来の売上を保証するものではありません。仕入れ・販売等の最終的な経営判断は、各店舗様の責任にてお願いいたします。

安定経営のための3つのポイント


2026年、売上を維持・拡大していくために店舗が意識すべきポイントは以下の3点です。

① 「必要な在庫」を可視化して伝える

漠然と「買取強化」と大まかに掲げるだけでは、お客様には響きにくくなっています。
POSデータなどをリアルタイムに分析し、「よく売れているのに店頭在庫が足りない商品」をピンポイントで特定した上で、「この型番・レアリティのカードを探しています」と具体的に発信することが、お客様の持ち込み動機を強力に後押しします。

② 査定スピードと安心感の提供

お客様が売却先の店舗を選ぶ基準の一つに「査定の早さと正確さ」があります。
特にレアリティの判別が難しい高額カードや大量の持ち込みに対して、お待たせせずに適正な価格を提示できるオペレーション体制を整えることは、競合店との大きな差別化になります。

③ コミュニティ(体験)の提供

マジック:ザ・ギャザリングの事例にあるように、イベントや対戦スペースの充実は、お客様の来店頻度を高める重要な施策です。
「遊べる店」として定着することは、「カードを買う店」「いらなくなったカードを売る店」としての第一想起(最初に思い浮かぶ店)になるための近道です。

まとめ:データに基づく運営で「選ばれる店」へ


販売チャンスを象徴する手とカードとコインのイメージイラスト

2026年のトレカ市場は、新品商品の配分や卸数だけに依存するフェーズから脱却し、中古シングルカードの売買を含めた「店舗の実力」が試される新たなフェーズに入っています。

カードゲーム自体の市場売上は圧倒的に好調ですので、あとは「いかに効率よく、相場の動きに遅れずに良質な中古在庫(買取)を集められるか」がリユース業界で勝ち抜くための安定経営のカギとなります。

データに基づく店舗経営とインフラ投資の考え方

変動の激しいカードゲーム売上データを正確に捉え、適正価格での買取と効率的な在庫回転を両立させるためには、現場の実務に最適化されたバックオフィス環境が不可欠です。

トレカをはじめとするリユース業界特有の複雑な査定・在庫管理・古物台帳作成を柔軟にサポートし、不足在庫のピンポイントな可視化や査定時間の短縮、相場データ連動による利益率の安定化を総合的に実現する店舗インフラとして、現在多くの現場でMOOVが選ばれています。

MOOVは、売れ筋商品と不足在庫を一目で把握しピンポイントな買取強化を実現する「在庫状況の可視化」や、査定から販売までの時間を劇的に短縮してお客様をお待たせしない「現場の業務効率化」、さらには適切な値付けを支援する「相場データの活用」など、市場の変化に柔軟に対応し、長く愛される店舗を作るための強力なインフラを提供します。

市場の激しい変化をチャンスに変え、安定した店舗経営の基盤を確立するために、ぜひ導入をご検討ください。

今回のコラムのダウンロード資料をご用意しました。以下ページよりご利用ください。

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