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2026年 トレカ市場最新動向|年末年始の販売データと今後の展望

2026年がスタートし、1ヶ月半が経過しました。年末年始商戦の結果が出揃い、今年1年のトレンドを占う重要な時期を迎えています。
今回は、株式会社ネクスト・ワン様より提供いただいた最新の市場データ(2025年11月~2026年1月)を基に、年末年始の振り返りと、安定した店舗経営のためのポイントを解説します。
データからは、「中古市場(シングルカード)の堅調な成長」と、「買取(仕入れ)におけるお客様の行動変化」が見えてきました。これからの店舗運営に役立つヒントとしてぜひご活用ください。
【2026年版:リユース市況について】
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著者情報

トレーディングカード専門の業務支援を担当するMOOVチームメンバー(株式会社コモンプロダクツ所属)。
実店舗・ECを通じたトレカショップ在庫管理支援に携わっており、査定フローの標準化や在庫の回転率改善を得意とする。MOOV導入店舗の声を反映した実務目線のコラム企画・発信も行っている。
目次
データで振り返る年末年始商戦(2025年11月~2026年1月)

まずは直近3ヶ月の市場動向を整理します。
2025年11月から2026年1月の推移は、業態によって「好調の質」に違いが見られました。
専門店・直営店のデータを見ると、販売合計121%・買取156%(1月度)と、販売・仕入れ共に非常に高い水準で推移しており、市場全体を力強く牽引しています。
一方で、書籍やゲームなどを扱う複合店(インショップ)に目を向けると、販売は堅調ながら「仕入れ(買取)」において専門店とは異なる興味深い変化が起きています。
今回は、より戦略的な対応が求められる複合店のデータを中心に、市場の実態を掘り下げていきます。
複合店(インショップ)平均データ
| 2025年12月度 | 前年比 | 前々年比 |
|---|---|---|
| 新品販売 | 85% | 93% |
| 中古販売 | 136% | 144% |
| 販売合計 | 99% | 108% |
| 買取 | 93% | 146% |
| 2026年1月度 | 前年比 | 前々年比 |
|---|---|---|
| 新品販売 | 87% | 123% |
| 中古販売 | 119% | 154% |
| 販売合計 | 102% | 138% |
| 買取 | 72% | 180% |
商戦の流れ:11月の「前倒し」から12月の「中古シフト」へ
今回の年末商戦は、例年より1ヶ月早い11月から始まりました。ポケモンカードの大型商品が11月に前倒しで発売されたことで、11月の市場は前年比130%と大きく活性化しました。その反動を受けた12月は、新品販売こそ前年比85%と落ち着きましたが、その分を中古販売(前年比136%)がカバーする形となりました。
目玉となる新品商品がない月でも、店舗の自助努力(シングルカード販売)で売上を作れる体質へ、市場構造がシフトしていることが読み取れます。
1月の実績:2026年も好調な滑り出し
販売合計:前年比102%
中古販売:前年比119%
新品販売は前年比87%となりましたが、これは前年にあった再販が今年は無かったことによる反動です。
中古販売は引き続き好調で、お客様の購買意欲は高い水準を維持しています。
2026年の焦点は「仕入れ(買取)」の精度

販売面が好調に推移する一方で、店舗運営における新たな課題として「買取(仕入れ)」の変化がデータに表れています。
お客様による「売り先」の選別
1月の買取実績を見ると、業態によって傾向に違いが出ています。
複合店(インショップ):前年比72%
専門店・直営店:前年比156%
複合店での買取が前年比72%となっている一方で、専門店では大きく伸長しています。
この数字の違いは、お客様が「どこに売るか」をよりシビアに選び始めていることを示唆しています。専門的な査定ができる店舗や、買取手続きがスムーズな店舗へ持ち込みが集中している可能性があります。
これは、従来の「ついで売り」を待つだけのスタイルでは在庫が集まりにくい時代になったと言えます。
しかし見方を変えれば、「必要な商品を、必要なタイミングで集める工夫」さえすれば、インショップ型の店舗であっても改善の余地は十分にあります。
主要タイトルの動向と在庫戦略
安定した経営のためには、タイトルごとのトレンドを把握し、メリハリのある在庫管理を行うことが重要です。
ポケモンカードゲーム:在庫適正化で相場安定、今は買取の好機
価格が乱高下しにくい今は、買取を強化する好機です。「売上上位で在庫がないカード」をピンポイントで告知し、在庫を確保しましょう。
遊戯王OCG:トレンド底打ち、復調の兆しあり
2月・3月の限定商品も好調が予想されるため、中古需要の回復に備えた準備が必要です。
ワンピースカードゲーム:在庫枯渇感あり、回転率重視で回す
中古市場は年末から活発で、在庫不足感があります。回転が高い為、積極的な買取とスピーディーな商品化が売上直結します。
マジック:ザ・ギャザリング:新規ユーザー定着で売上貢献度アップ
ファイナルファンタジーコラボ以降、ユーザーが定着。
商品単価が高く、売上貢献度が高いジャンルです。イベント開催などを通じてコミュニティを育成することが、安定した買取・販売に繋がります。
※本記事の市場動向および対策は提供データを基にした予測であり、将来の売上を保証するものではありません。仕入れ・販売等の最終的な経営判断は、各店舗様の責任にてお願いいたします。
安定経営のための3つのポイント
2026年、売上を維持・拡大していくために店舗が意識すべきポイントは以下の3点です。
① 「必要な在庫」を可視化して伝える
漠然と「買取強化」と掲げるだけでは、お客様には響きにくくなっています。
POSデータなどで「よく売れているのに在庫がない商品」を特定し、「このカードを探しています」と具体的に発信することで、お客様の持ち込み動機を作ることができます。
② 査定スピードと安心感の提供
お客様が店舗を選ぶ基準の一つに「査定の早さと正確さ」があります。
特に高額カードや大量の持ち込みに対して、お待たせせずに適正な価格を提示できるオペレーション体制は、競合店との大きな差別化になります。
③ コミュニティ(体験)の提供
マジック:ザ・ギャザリングの事例にあるように、イベントや対戦スペースの充実は、お客様の来店頻度を高めます。
「遊べる店」であることは、「カードを買う・売る店」としての第一想起(最初に思い浮かぶ店)になるための近道です。
まとめ:データに基づく運営で「選ばれる店」へ

2026年のトレカ市場は、新品商品への依存から脱却し、中古売買を含めた店舗の実力が試されるフェーズに入っています。販売自体は好調ですので、あとは「いかに効率よく良質な在庫(買取)を集められるか」が安定経営のカギとなります。
適切な店舗運営を支える「MOOV」
「売れている商品が把握しきれない」「査定に時間がかかりスタッフの負担が大きい」「適正な買取価格の設定が難しい」こうした課題をお持ちの店舗様には、クラウドPOSシステム「MOOV」の活用をお勧めしています。MOOVはリユース・トレカショップに特化した機能を備えており、以下の点でお役に立てます。
・在庫状況の可視化:売れ筋商品と不足在庫を一目で把握し、ピンポイントな買取強化が可能になります。
・業務効率化:直感的な操作で、査定から販売までの時間を短縮。お客様をお待たせしません。
・相場データの活用:適正価格での買取・販売を支援し、利益率の安定化に貢献します。
市場の変化に柔軟に対応し、長く愛される店舗を作るためのインフラとして、ぜひ導入をご検討ください。
今回のコラムのダウンロード資料をご用意しました。以下ページよりご利用ください。
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